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■内装業者が教える!美容室・サロンの物件選び3つのポイント
美容室に限らず出店する際に重要なのは、物件選びですよね。
ネットでテナント情報を検索したり、希望エリアの不動産屋からの紹介、内装業者がテナントの紹介をしているところもあります。
美容室に適しているテナントなのか?
思い描いているお店になるのかを全てご自身で判断するのは不安ですよね。
エリア、階数、家賃、駅からの距離など全てを満たすテナントに出会えたのであれば大変幸運です。
しかし、理想の物件に出会えたのは奇跡!!と言って即物件契約をするのはリスクもあります。
思い描いていた美容室にならなかったなぁ、、、と後悔する前に”必ず”内装業者に現場を見てもらってから物件契約をしてください。
今回は内装に関わる点で重要なポイントを3つ挙げます、是非参考にしてください!
・理想の客数を確保できるか?
例えば夫婦サロンの場合、セット面が3面でシャンプー台が2台であれば良しとします。この計画に必要な坪数は9坪〜14坪です。
広い分には問題はありませんが家賃が高くなったり、その規模に必要なエアコンや照明、仕上げ材などで内装コストは上がるので無駄なスペースとも考えられます。
その反対で、スタイリストが4人居るにも関わらずテナントが12坪しかないとなると理想の席数は確保できず見込んでいた売り上げにも影響します。
このようなトラブルがおきないようにまずは客数を決めてから物件探しをしましょう。
※不動産情報に記載している坪数は、テナント区画の壁芯から計測しているため若干広く書かれています。私たちは壁の内寸法で計測するためそのような誤差が生じます。
また、坪数が満たしていてもテナントの形によってご要望通りにならない場合もあります。
形が歪な物件ほど設計者の技量が問われますので美容室専門業者にご依頼することをお勧めします。
※[参考]美容室の客数と坪数のバランス
- セット面2 シャンプー1 : 7坪~10坪
- セット面3 シャンプー2 : 9坪~14坪
- セット面4 シャンプー2 : 15坪~18坪
- セット面5 シャンプー3 : 18坪~23坪
- セット面6 シャンプー3 : 22坪~26坪
この一覧は平均的なものでレイアウト次第では当てはまらないものもあります。
近年の美容室は、半個室のセット面や一室で全ての施術を行う完全個室など、ゆとりのある設計が増えています。 その場合、テナント面積にもゆとりが必要なので物件選びの基準も多少変わってきます。
・理想の内外装デザインに適する物件なのか?
お店をつくる際、「こんなお店にしたい」という理想は少なからずあると思います。
内装工事である程度作り込むことは出来ますが、建物の構造的問題で出来ないことや実現するために多額のコストがかかる場合もありますので物件選びの段階で確認しておきましょう。
今回はその例をいくつか挙げたいと思います。
※理想通りにならなかった内装工事で起こりがちな例
- RC造コンクリートむき出しの内装にしたい➡鉄骨造で天井がデッキプレート。吹き付けられている耐火被覆の見た目が悪いため、むき出しの天井を断念した
- 組んである天井を取っ払って、天井を高く開放感のある内装にしたい➡建物自体の天井高が低く、天井を取っ払っても10センチ程度しか高くならず開放的にはならない
- 1階の店舗なのでファサードから作り込んで外観から雰囲気を作りたい➡大家様からの規制が厳しく、指定場所のサイン計画しか認められなかった
- 完全バリアフリーにしたい➡元の排水管が壁から出ていて取り出し口が高いため、水廻りは床が上がり段差ができてしまう
内装のコストを無駄に上げないためには、テナントの現状と理想のデザインをかけ離さないことが重要だと思います。
まずはこの3点を意識して物件選びをしましょう!そして設備は必ず内装業者に見てもらいましょう!
弊社はそのご依頼をお待ちしております。
・理想の美容室にする設備環境が整っているか?
設備=(主に)電気、給排水、空調換気、ガスのことです。電気容量や動力の有無や容量、給水引込管口径、水圧、排水管口径、換気口の数や口径、ガスの有無や容量、光回線のルートなど確認することは多々あります。外壁へのビス固定や開口が必要であれば大家様への説明や申請が必要となります。
※物件設備環境で陥りやすいトラブル例
- 電気容量が足りず同時にドライヤーを3台同時に使用するとブレーカーが落ちてしまう
- シャンプーの水圧が弱く作業ストレスが溜まり、開店後に加圧ポンプ等で見込んでいない費用がかかってしまった
- 動力のない現場で、申請後に工事完了するまでに2カ月ほどかかりオープン当初エアコンが使用できなかった
- 16号ガス給湯器を2台使用を考えていたがガス容量が足りず貯湯タンク式ボイラーを導入しなければならなくなった
- 換気口が少なく、外壁に穴あけ申請したが大家様から許可が下ず、貴重な窓に排気ダクトをつなぐことになった
など
これをオーナーご自身で確認判断するのはたぶん難しいです。
そこは内装業者に依頼しましょう。
現場調査は無料で承っております。
上記に記載した設備環境で何か問題があったとしても解決する方法があるかもしれません。そこは内装業者の知識と力量だと思います。確かに無理なことも沢山ありますが他社に断られて弊社では出来た事例も多々御座います。ご自身で判断して諦める前にご相談頂ければ幸いです。
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