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度々記事に書いていますが内装費はテナントの状態によって大幅に違います。
また、新型コロナウイルスや社会情勢の影響で資材や運送費などの物価の上昇、
また建築業界全体の職人の減少から賃金や作業時間の見直しもされております。
そんな状況の中、美容室の内装費は【坪/30万円※税別】という15年前の感覚で止まっている美容室オーナーもしばしば見られます。

開業資金を抑えたい人に限って、家賃の安いボロボロの物件を見つけてきては、多額の内装費に驚いてしまうこともあるでしょう。
物件を探す際に内装にどのくらいお金がかかりそうか、または抑えられそうかを
少しでもこの記事を参考にしてもらえたらと思います。

テナント写真の情報だけで内装費がどれくらいかかるのか、弊社の最終的な平均着地額お伝えします。
※内装費は上を見たらキリがないので、あくまでも弊社が考える一般的な仕様でざっくりとした概算金額をお伝えします

ちなみに注意事項ですが、
内装費とは美容機器は含みません！
美容機器とは
・セット椅子
・シャンプー機器
・ボイラー
・促進器(ローラーボールやミストなど)　　など

またテナントの前提条件として(^^
・電気、水道、ガスの設備がある
　※容量や配管の口径はその都度現場調査して確認します
・ガス給湯器を使用(ボイラー無し)
　※ガス給湯器は内装費に含む

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○物件A　(13坪・1F路面・事務所仕様)

◎概算金額:¥450〜550万円(税別)

◇想定している内装条件

• セット面4 シャンプー台2
• 天井:クロス貼り替え
• 壁:クロス貼り替え
• 床:塩ビタイル貼り
• 照明:ダウンライト構成

△費用が上がる主なポイント

• 既存看板があるため、使用する必要がある　　

▽費用を抑えられる主なポイント

• 天井、壁、床の下地の状態が良く、剥がしてすぐ貼れる
• フロントサッシが設置されている※意匠変更するとしてもシート等で施工できる
• エアコンが設置してある

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○物件B　(10坪・1F路面・スケルトン)

◎概算金額:¥850〜950万円(税別)

◇想定している内装条件

• セット面3 シャンプー台2
• 天井:クロス貼り
• 壁:クロス貼り
• 床:塩ビタイル貼り
• 照明:ダウンライト構成

△費用が上がる主なポイント

• 天井や壁の見栄えが悪いので天井と廻り壁を造る必要がある
• エアコンの設置
• 床が凸凹しているので平らに均す必要がある
• 外壁や外構も綺麗にする必要がある

▽費用を抑えられる主なポイント

• 駐車場付きなので多少経費は安く済む

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○物件C　(8坪・1F路面・新築※店舗併用住宅)

◎概算金額:¥400〜500万円(税別)

◇想定している内装条件

• セット面2 シャンプー台1
• 天井:クロス貼り
• 壁:クロス貼り
• 床:塩ビタイル貼り
• 照明:ダウンライト構成

△費用が上がる主なポイント

• 店内全体床上げ工事が必要
• 玄関ドアが設置されていない
• エアコンの設置

▽費用を抑えられる主なポイント

• 店内のドアが設置してある
• 天井、壁が新規ボードで仕上がっている

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3件の案件を例にしましたがいかがでしょうか？

坪数は変わらないのにテナントの状況によって、内装費が大幅に変わってくることが伝わったと思います。
あと知っていてもらいたいのは、内装費はテナントが小さいほうが割高です。それは、小さい店舗も大きい店舗の工事もやることは同じ(工事をする業種の数は同じ)でやる量が変わるだけだからです。

例えば、
10坪【坪/35万円※税別】=内装費350万円は現実的ではありませんが、
50坪【坪/35万円※税別】=内装費1750万円はあり得る金額です。

あと内装費が高くなる原因として一番考えられるのは、
現状のテナントの状況から大幅に内容を変える下記のようなことが挙げられます

• 天井があるのに解体して天井剥き出し(スケルトン仕様)にする
• フロントサッシがあるのに解体して、外壁からファサードを造り変える
• 床に塩ビタイルが貼ってあるのに土間コンクリート仕上げにする
• 現状立ち上がっている給排水の位置とは真反対の位置に水廻りを配置する

　など、これらを無くすだけで金額は大幅に変わります！
目指す内装デザインに近い状況のテナントを見つけることが内装費を抑えることだと思います。
テナント探しの参考になると嬉しいです！

弊社は丁寧な打合せを大事にしている内装業者です。
新規開業、店舗リニューアルをご検討している方は是非お問い合わせください。