PORTFOLIO
ARROW.
曲線美と間接照明が映える、上質な美容空間。
グレージュを基調に、やわらかな曲線を随所に取り入れた美容室。
もともと事務所として使われていた13.6坪の空間を、オーナー様の理想と物件が持つさまざまな制約を一つずつ整理しながら、落ち着きと上質さを兼ね備えたサロンへとつくり変えました。
その店舗づくりの過程をご紹介します。

オーナー様の理想
上品なグレージュを基調に、曲線と光がやわらかくつながる空間に。
オーナー様が希望されていたのは、ちょっとしたゆとりとデザインの質でした。
- セット面4席・1席あたり1,350mm以上
- フロアと程よくつながるシャンプーブース
- R壁や曲線を取り入れた家具
- グレージュを基調とした上品な空間
- ライティングレール・ダウンライト・間接照明
- 什器を埋め込み、凹凸を抑えたフラットな仕上がり

物件の主な制約
- 店内中央に、撤去できない木造の構造壁
- 既存給水管が13mm
- 建物側の規定により、外装・ファサード工事不可

ひなたやの提案
制約を理由に諦めるのではなく、理想を実現する方法を一つずつ考えました。
セット面はご希望の1,350mm以上の間隔を確保し、お客様同士の距離にゆとりを持たせました。
シャンプーブースは壁で完全に閉じるのではなく、Rの壁で視線をやわらかく遮ることで、落ち着いた別空間でありながら、フロアとのつながりも感じられる設計に。
照明はライティングレールとダウンライトをベースに間接照明を組み合わせ、グレージュの素材感や曲線がやわらかく浮かび上がるよう計画。什器や収納もできるだけ壁面に納め、凹凸を抑えたすっきりと上品な空間を目指しました。
店内中央にあった木造の構造壁は、建物を支えるため撤去することができませんでした。
そこで、壁を邪魔なものとして隠すのではなく、あえて空間のデザインの一部として活かすことに。
既存の構造壁を取り込みながら、まるで最初からそこに計画していたかのような「ゲート」としてデザインし、手前と奥の空間をゆるやかにつなぐ存在に仕上げました。
給水については、既存の13mm配管という条件に対し、受水槽と加圧ポンプを採用。
シャンプー台などを使用する際にも、安定した水圧を確保できる設備計画としました。
そして、当初は施工不可だった外装・ファサード。
美容室にとってファサードは、お店の存在や世界観を伝える大切な「看板」でもあります。
そこで諦めるのではなく、完成イメージを作成したうえで不動産会社様・建物オーナー様へご説明し、施工内容を一つずつ相談。最終的にご了承をいただき、サロンの世界観を表現したファサードまでつくり込むことができました。












■施工前の様子
建築不動産会社の事務所跡の状態でした



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