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■美容室づくりで迷う選択 part_02|ダウンライトVSライティングレール、どっちがいい?

2026/09/22
内装の知識
ひなたや株式会社 代表取締役 中村陽一のイメージ
ひなたや株式会社 代表取締役 中村陽一

美容室は、施術で必要な基本照明と、空間を演出するための装飾照明で構成されています。

美容室で使用する照明には、ライン照明やペンダントライト、ブラケットライト、間接照明など様々な種類があり、影の出方や魅せ方などを考えながら選定していきます。

その中でも、照明計画として王道なのがこちらの2種類!!

ダウンライト
または
ライティングレール+スポットライト

ダウンライト構成
ライティングレール+スポットライト構成

今回はこの2種類の照明器具を比べてみたいと思います!

まず大前提として、天井をつくらないスケルトン天井の場合は、
ダウンライトを埋め込む天井がないため、基本的にはライティングレール+スポットライトになります。

なので今回は、

天井が組まれている場合、ダウンライトとライティングレールならどちらが良いのか?

という話です。


費用を抑えるならダウンライト

まず金額だけで考えると、基本的にはダウンライトの方が安価です。

ライティングレールの場合は、

レール本体
+
スポットライト

が必要になるため、その分費用は上がります。

また、同じ明るさでもスポットライトよりダウンライトの方が安価です。

例えば弊社の場合、

15坪程度、セット面4席・シャンプー台2台くらいの美容室で比較すると、ダウンライト仕様の方がライティングレール+スポットライト仕様より約20万円ほど安くなります。

この約20万円の差は、照明器具代だけではなく、配線・取付などの電気工事費を含めたトータルの差です。

もちろん照明器具の種類や本数、メーカー、配線条件によって金額は変わりますが、店舗全体で見ると意外と差が出ます。

この20万円を照明の自由度やデザイン性に使うのか、他の部分に予算を回すのか。

こういうところもサロンづくりでは結構大事だと思います!


自由度が高いのはライティングレール

ライティングレールの一番良いところは、照明の位置や数を後から変更できることです。

スポットライトをレール上で移動したり、向きを変えたり、必要に応じて照明を増やしたり減らしたりできます。

例えば、

・セット面を少し移動した
・商品棚を増やした
・ここだけもう少し明るくしたい
・レジ周りにペンダントライトを追加したい

という場合にも対応しやすいです。

この自由度は、ダウンライトにはない大きなメリットですね!


光や影の出方も結構違う

ダウンライトとスポットライトでは、光の出方も結構違います。

ダウンライトは、光が比較的やわらかく広がるため、影もやわらかく出ます。

一方でスポットライトは、光が拡散しにくく、まとまって届くため、影がくっきり出やすいです。

これまでの経験上、ダウンライトの光や影について改善のご相談をいただいたことは、ほとんどありません。

一方でライティングレール+スポットライトの場合は、今までダウンライトの店舗で営業されていたオーナー様やスタッフさんから、

「影がくっきり出るので少し作業しにくい」

「スポットライトの光が目に入りやすい」

といった改善のご相談をいただくことは、たまにあります。

もちろんスポットライトが悪いということではありません!

スポットライト特有の光の感じは、

スタジオっぽくてかっこいいですし、影まで含めて絵になる

という感覚もあります。

空間にメリハリも出ますし、デザインによってはスポットライトの方がハマる店舗もあります。

ただ、美容室は長時間その照明の下で作業する場所でもあるので、見た目だけではなく、実際の働きやすさまで考えて選ぶことが大切だと思います。


天井が低いならダウンライトの方がスッキリ

ライティングレールは、天井面からレールとスポットライトが下に出てきます。

そのため天井が低い店舗の場合は、少し圧迫感が出ることがあります。

ダウンライトは天井の中に器具が納まるので、

天井面がほぼフラットで、かなりスッキリ見えます。

天井高があまり取れない物件では、この差は結構大きいと思います。

あと、前にも出ましたが、スポットライトは光を強く感じやすいので、天井が低いと施術しにくいと感じる方も一定数います。


掃除のしやすさはダウンライト

掃除のしやすさも、個人的にはダウンライトの方が楽です。

ダウンライトは天井面にほぼフラットに納まるため、埃がほとんど溜まりません。

一方でライティングレールのスポットライトは、どうしても器具の上に埃が乗ってしまいます。

開店から数年経った美容室に行くと、スポットライトの上に埃が溜まっていることも多々あります。

そのため、掃除することも前提に選定した方が良いと思います。


弊社で採用することが多いのは?

弊社の場合は、実際にはダウンライトを採用することの方が多いです。

理由は大きく2つあります。

ひとつはコスト。

もうひとつは、打合せ段階からしっかり照明計画を設計するからです。

そのため、

あとから照明を増設しなくても大丈夫なように、最初の段階で照明計画を作り切れる

ことが多いです。

そうなると、わざわざ自由度の高いライティングレールにしなくても、ダウンライトで十分というケースが多いです。

ただし、

レジ周りにペンダントライトを追加したい

将来的に照明器具を変えたい

という場合は、部分的にライティングレールを採用することもあります。

全部をどちらかに統一する必要はなく、場所によって使い分けることもあります。


じゃあ結局どっち?

かなり簡単に言うと、

コストを抑えたい・天井をスッキリ見せたい・光や影をやわらかくしたい

→ ダウンライト

照明の位置や数を変えたい・スポットの光で空間をかっこよく見せたい

→ ライティングレール+スポットライト

という考え方です。

弊社ではまずダウンライトで考えることが多いですが、店舗の天井高やデザイン、将来の使い方によってはライティングレールの方が合うこともあります。

結局は、

どちらが良いかではなく、その店舗にどちらが合うか。

ここで決めるのが一番だと思います!


最後に

美容室づくりにおいて、私たちの役割は選択肢を提供することだと思っています。

レイアウトやデザインだけではなく、照明ひとつ取っても、

コスト・見た目・使いやすさ・メンテナンス

などを考えながら、一緒に選んでいければと思っています。

これから美容室を開業される方も、改装を考えている方も、

「これってどうなんだろう?」

ということがあれば、お気軽にご相談ください!


ひなたや株式会社 代表取締役 中村陽一のイメージ
ひなたや株式会社 代表取締役 中村陽一

ひなたやは美容室専門の内装業者です。
これまで数多くの美容室のオープンやリニューアルに携わってきました。 丁寧な打合せと豊富な提案力で入念な準備をするのが私たちの特徴です。

内装業者=「作ったら終わり」ではなく、これからのお店を内装面から支えるパートナーになりたいと日々向き合っております。

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